三十路も半ばのルアー道

2010/04/10

「・・・。」

「ちょいっ！ちょい！そこの若いの！？」

「はいっ！？俺ですかぁ？」

「おう、そうや！！お前や！」

「何ですかぁ？」

「何ですかや？あるかいな。あそこに中途半端なおっさんおるやろ？」

「あ～、はいはい。いますね～。」

「あいつなぁ、だいぶしつこいから、ちょっとかましてやってこいや～。」

「ええ～、俺がですかぁ～？ちょっと嫌やなぁ～」

「ええねん、ちょっとガツンと当たったったら帰りおるやろ？」

「んん～、ちょっと気が乗らないけど、しゃあないなあ。行ってきますわ・・・。」　

「おらおらおら～～～～」

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さて、さて、4月になっても相変わらず天候不順で釣りに行く機会が少ないですが、今回は

明石東部で単独でメバリングと相成りました。

夕方少し前に現地に到着しますが、海際は多少肌寒いので釣り人もまだ少なめです。

そんな中実釣を開始しますが、水面近くを小メバルがうようよと浮いています！

まだ明るいのですが、チャーンスとばかりにスパッシュ釣法で狙いますが、興味は

あるようでチェイスはするんですが口を使ってくれません・・・

サイトなんで微妙に熱が入ってしまいます

ムキになってやっていると、隣で釣っていたオッツァンが話しかけてきたんで、

その様子を見せると「お～、ほんま見えるのに釣れへんなあ」と何故かちょっと嬉しそうです

オッツァンも暗くならないとあかんなあと半分諦めムードでずーっと喋ってくるので、

こっちもついついメバルを誘いながら、喋ってしまいました。

そんなこんなで、あっという間に日が暮れて、オッツァンも釣りに戻って行ったので、こっちも

本気モードでメバリングを再開します！！

ラン・ガン・ラン・ガンしますが、夕方あんなに居たメバルがうその様にアタリもほとんどありません。

う～ん。これは困ったなあと潮汐表を確認してみると、干潮が23時台じゃないですか・・・。

この時点で潮が緩みだすまでは無理かなあと半ばあきらめモードになってしまいました。

そうこうしていると時計も２１時を回って、アタリも2度ほどしかないし、気がつくと

周りに居た地元の釣り人も居なくなってしまい、「ボーズ」と言う言葉が頭をよぎります・・・

でも、まあ今日は潮回りも考えて２２時過ぎまでやってみるかと粘っていると！！

ガツーンと当たってきました！！

強烈なアタリに一瞬たじろぎますが、暗闇の中引き寄せて、揚げてみますと



良い型のメバルでした～ｗｗｗ

一瞬、読みが当たってこの後はラッシュを妄想しましたが、そんなに甘くもなく、アタリもまったく

無いので２２時を過ぎて納竿としました。（ボーズ逃れもできたし。。。）


まあほんと私を帰す為だけに当たってきてくれたメバルだなあと思って、冒頭のようなストーリーを

考えながら帰路についたのでした。